紙コップでカップケーキを作ってはいけない理由




紙コップの内側には水分が漏れ出ないように、ポリエチレンラミネートが張られております。



その紙コップ(東罐興業製の場合)の製造工程は画像の通り。
ラミネート加工、ポリエチレンの薄い膜を原紙に貼り合わせる。印刷、ラミネート加工した面の裏面に印刷。ブランク打抜き、ブランクをブランカー機械で扇形に打抜く。スリット、約1m幅のラミネート加工紙を底紙幅に合わせて切断。底紙打抜き、底紙を外側の型で円形に打抜く、内側の型で底形状に絞り込む、絞り加工された底紙を金型の底に入れる

胴部巻き付け接着、ブランクの接着面をガスバーナーであぶりポリエチレンを溶かし、金型にブランクを巻き付けて合わせ目を圧着。底仕上げ、ブランクの下端を折り込んで回転する円形の型で圧着。カーリング、ツールを回転させながら外側に巻き込む。計数、自動計数機で数える。検査、抜き取り検査で実際に検査液を入れて漏れがないかを調べる。箱詰め、所定の数を箱詰めする


東罐興業HPより






このポリエチレンラミネートの融点、耐熱温度は約110℃。
ここが紙コップでカップケーキを作ってはいけない重要なポイントです。





このポリエチレンは英語でpolyethylene。この中のPとEをとってPEと略されます。
PEは安定した物質の為、人体からそのまま排出され無害とされておりますが、
オーブンで焼き上げる際に溶け出す可能性が高くなります。
(オーブンの加熱温度に紙コップ自体が焦げてしまう可能性もあります)




以上の理由で紙コップでカップケーキを作るのは推奨しておりません。






☛【ポイント】
・ 紙コップの内側には水漏れ防止の為、ポリエチレンラミネートが薄く張ってあります。
・ ポリエチレンラミネートは耐熱温度が約110℃となります。
・ 紙コップごと100℃以上熱するカップケーキでは、ポリエチレンラミネートが溶け出す可能性が高くなります。
・ オーブンに入れると紙コップ自体が燃えたり焦げたりする可能性があります。
・ 紙コップを使ったケーキ作りは控えましょう。


紙コップは正しく使って、楽しいひと時を過ごしましょう。
サンナップ紙コップを使ったパーティーイメージ



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